~2019年の米国マーケット10大予想~
公開日:
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最終更新日:2021/04/26
今後の相場
間が空いてしまいましたがアドバイザーの富岡です。今回は元ブラックロックCIOで現在Nuveenチーフエクイティストラテジストのボブ・ドール氏より今年の10大市場予想がリリースされましたのでご紹介いたします。
よくある10大予想シリーズですが昨年氏は10大予想において的中率85%と非常に高い確率で予想を的中させており、参考とするには悪くないのではないかと思います。
2019年の10大予想
☆予想1
-米国のGDP成長率は2.0%~2.5%を維持し、過去最長の景気拡大期間を更新する-
☆予想2
-失業率は2019年に過去最低水準まで低下するが、賃金上昇は継続-
☆予想3
-景気サイクルの後半期への突入が進む中、米国金利のイールドカーブはフラットニングし、クレジットスプレッドは小幅に拡大-
☆予想4
-企業ん売り上げ及び収益に対する下押し圧力が高まることで、2019年及び2020年における企業収益の成長率は低位な水準にとどまる-
☆予想5
-米国株式はプラスリターンとなる一方で最高値の更新には至らない-
☆予想6
-ドル安が進行する事で非米国の株式が米株式をアウトパフォーム-
☆予想7
-情報技術、金融、ヘスルケアセクターが公益、REIT、素材セクターをアウトパフォーム-
☆予想8
-米国の財政赤字は1兆ドルに近づく-
☆予想9
-米中関係の悪化など、地政学的リスクが上昇し、市場ボラティリティが上昇する-
☆予想10
-民主党の大統領選挙への立候補者数が2ケタに。共和党内ではトランプ大統領に対する対立が強まる-
というわけで、漠然とした予想ばかりなので、そりゃ的中率8割を超えますよ、と突っ込まれそうですが、共通している事はマ今年のマーケットに対してはかなり弱気な見方をされているのではないかなと言う印象を受けます。ただし、大幅な下落の局面があるからと言って舞台から降りてしまう事を彼はやめるべきであるとも言っております。長期的には右肩上がりで今後も成長が続く見込みの米国株式市場。目先の変動に一喜一憂せずに、中長期視点でしっかりと資産を積み上げていくことが大切だと説いています。
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