2019年も大荒れでスタート。短期的には底入れか?

公開日: : 最終更新日:2024/12/08 今後の相場

あけましておめでとうございます、富岡です。久しぶりの投稿となってしまいましたが今後は継続的に情報提供してまいりますのでよろしくお願いします。昨年はソフトバンク(9434)<通称串刺し(笑)>上場のお話で終わりましたが、その結果は惨憺たるものとなりました。手を出した方も逃げ場の模索に必死ではないでしょうか。

年末年始は株式、為替相場ともに大荒れの展開となり、今後の動向が大変気になります。2019年は挙げれば先行き心配な事が続きます。先ずは今月1月の第2週目には既に忘れてしまっている方も多いかと思いますが、イギリス議会にて再度EU離脱協定への採決が行われます。これは予定では14日か15日に行われる予定で、メイ首相も採決を確実に実行すると明言しております。結果次第では大荒れの相場になりそうです。メイ首相も否決されれば英国は未知の領域に入ると言っております。

また、米中貿易協議が7日より開始されます。追加関税の引き上げは3月1日まで延期されていますがこちらも今回の協議の進捗次第では市場に大きな失望を与える可能性があります。上海市場は節目となる2500ポイントの大台を回復し、当局も金融緩和を発動し心理面では好転しているだけに期待を裏切る様な結論が出たときの反動には注意が必要ですね。

上海総合指数チャート(参考)

さらに、日本においては秋には消費増税が実施される予定です。FRBも米国経済の先行きに懐疑的になってきているのにもかかわらず、増税を強行した場合の状況は容易に想像できるのですが、臨機応変な政策対応がこの国に出来るのか心配なところです。事によっては日本発の世界恐慌になってしまうのではと危惧しています。

 

不安を挙げればきりが無いのですが、外国人投資家はどう考えているのでしょう。

バンクオブアメリカメリルリンチは直近のレポートで2016年6月のブレグジットショック以来の「買い場」がやって来たと語っています。実際に世界の株式市場は2018年1月に天井を付けて以来時価総額は最大で19.9兆ドル(円換算2200兆円)減少しており、これは米国のGDPの20.6兆ドル(2260兆円)に近い規模です。

メリルリンチによる2000年以降の過去15回の「買い場」発表後の3カ月のパフォーマンスの平均はグローバル株式で6.1%の上昇、株式は投資適格債を380bpアウトパフォーム、ハイイールド債が国債を360bpアウトパフォームしていたということです。

S&P500指数は2450前後の水準から2650超迄リバウンドする可能性が高いと思われ、特に反発が大きいと思われるものは中国株、ドイツ株、米小型株、新興国通貨等直近大きく売り込まれたものです。

 

S&P500指数チャート(参考)

年末売り込まれた分がそのまま反動すると言ったところでしょうか。残念ながら日本株の推奨は無いようです。とっても気になるところなんですがね。

逆に売り候補としては米国債、円、などとなっています。直近の円高は外貨購入のチャンスと言って良さそうです。ただし、今回の相場全体の下げに関しても2019年の底を打ったとは考えられないとの見解で、いずれにせよ今年は変動幅の大きな年になる事を覚悟すべきかと考えます。株式投資や外貨建て資産の運用では短期的に円ベースで見た損失が拡大する事もあるかと思いますが、一喜一憂せずに中長期での運用においては逆に良質な資産が割安で購入できる場面も出てくるかと思います。こういう時に一番やってはいけない事が舞台から自ら降りてしまうこと。一度降りてしまうと同じ場所にはもう戻れません。



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    野村證券、外資系銀行で資産管理業務一筋でやって参りました。金融商品の販売の裏も表も身をもって学んできました。本当の意味での資産構築、管理、運用、顧客目線での提案、情報提供をしていきたいと思います。

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